アロマの基礎知識
【アロマの基礎知識】
アロマセラピーは自然植物から抽出されている香りを使って、
心と身体を癒し活力を与えてくれるものです。
しかし、いくら自然の優しいものだからといって、
使い方や思い込みの認識によって、
時には危険なものになる恐れもあります。
基本的な注意点や扱うための知識を
「知ること」「守ること」を怠らなければ、
安全に楽しみながら日々の生活に取り入れることができます。
このページでは、私がアロマ講座でお伝えしている
アロマの基礎知識を掲載していますので、
ぜひご覧いただき、皆さまのアロマと香りのある暮らしを
楽しんでいただければ幸いです^^
■アロマテラピー(アロマセラピー)とは?
アロマテラピーとは、自然の花や草木から採れる
香り成分を使った植物療法のことです。
アロマ=芳香・テラピー(セラピー)=療法
という意味があります。
その植物から採れる香りの成分を凝縮したものが、
『精油(エッセンシャルオイル)』です。
精油を安全に使用するには、
必ず植物オイル または アルコールなどに希釈して使います。
■アロマ精油(エッセンシャルオイル)について
アロマ精油は、植物に含まれる油溶(脂溶)成分を
各植物に合った抽出方法で、
たくさんの植物から採取された『濃縮した液体状のもの』です。
植物油やエタノールといった油に溶けやすい性質を持つので、
水には溶けず油膜として上に浮いてきてしまいます。
たくさんの植物から採取された濃縮した精油は、
粘膜や肌などにアレルギーやかぶれなどを
引き起こしてしまう可能性があるため、
直接塗布や使用することはできません。
また飲用することも、
日本のアロマテラピーでは危険が伴うため推奨していません。
精油の使い方は、
アロマ用の植物オイルや純度の高いエタノールなど
希釈材に溶かして使用します。
ただし、芳香浴としてお部屋に香らせる場合は
直接アロマストーンやテッシュなどにつけて使用することができます。
使用するアロマ精油は、
信頼できるアロマ環境協会が推奨している
アロマメーカーの精油を使うことをお勧めしています。
私がよく使用するメーカーは、
・生活の木
・ニールズヤードレメディース
などです。
■アロマを安全に使用するための注意事項
1:精油原液は、植物から抽出される高濃度の液体のため、
直接肌に塗ったり飲んだりしてはいけません。
また目に入らないように注意しましょう。
使用する際は必ずエタノールなどの基材で希釈して使います。
2:精油は脂溶性のため引火する可能性があるので、
火気の周りでの使用は注意しましょう。
また、高温多湿を嫌うため
キャップをしっかり閉めて冷暗所に保管しましょう。
3:子供やペットなどの手の届かない安全な場所に保管しましょう。
■アロマが脳や身体に働きかける仕組み
アロマの芳香成分は、各器官を通って脳や全身に働きかけます。
鼻から
鼻の奥の粘膜や細胞に吸収され、
信号として嗅覚神経を介して脳に伝わり精神的に作用します。
→芳香浴や香りを嗅いだときなど。
呼吸器から
呼吸と一緒に肺に取り込まれ、
肺の細胞から血管をとおって全身に働きかけます。
→芳香浴やアロマバスにしたときなど。
肌から
皮膚表面から真皮に浸透し、毛細血管を通って全身に働きかけます。
→植物オイルに精油を希釈して、
ブレンドしたアロマオイルでトリートメントしたときなど。